プチプラで作る大森元貴風ミュージックメイク
「大森くんみたいな透明肌×カラーメイクを自分でも再現したい!」──そんなあなたに朗報。
薄塗りベースのコツから実際に使われたコスメまで、初心者でも失敗しない手順を丁寧に解説します。
1. 大森元貴メイクの魅力と特徴
1-1. 素肌を活かす薄塗りベース
メイクの核となるのは「塗る」のではなく**“削ぐ”ように伸ばすベースワークだ。
本人はXで〈ピカソのスパチュラで広げてからファンデを塗ると薄づきになる〉と発信し、練習動画まで共有している(x.com)。
VOCEの取材でもファンデ残量が“見えなくなるくらい”までスパチュラで伸ばすという独自メソッドを語り、「3時間後が一番ツヤが生きる」と説明した(i-voce.jp)。
その下地づくりを支えるのがキールズ DS クリアリーブライト エッセンス**。
洗顔直後に投入して透明感を底上げし、後工程の密着度を高める狙いだ(kiehls.jp)。
さらに、ライブ当日はVT CICAデイリースージングマスクで15分パックし、赤みをリセットしてからメイクに入るルーティンを披露している(mensnonno.jp)。
こうして形成された“ほぼ素肌”のベースは、強い照明の下でも厚塗り感が出にくい。
実際、2024年のドーム公演では汗をかいてもヨレよりツヤが増すとファンがSNSで報告し話題になった(instagram.com)。
この**「極薄膜+水分保持」**の哲学こそ、近年メンズメイクのスタンダードになりつつある“スキンケア的ベース”の象徴である。
1-2. カラフルなのに浮かないアイメイク
一方でポイントカラーは**“一点突破主義”。
Mrs. GREEN APPLEのビジュアルが再始動後に一気にポップ化した背景には、パーソナルカラー診断で本人が“ソフトエレガント”タイプとわかったことが大きい(i-voce.jp)。
淡いサーモンピンクやくすみ系ミントなど低彩度×高明度の色をピンポイントで配色し、“彩度差ではなく質感差”で目元を立体的に見せるのが鉄則だ。
朴ミキ氏はGQ JAPANの撮影で上まぶたにマット、下まぶたに同系ラメ**を仕込んでコントラストを抑えるテクを使い、「メンズこそグラデより点置き」と語った(instagram.com)。
アイラインはTikTokでバズった“縦眉メイク”動画に倣い、垂直気味の眉頭—目尻ラインで目幅よりも縦幅を強調するスタイルが主流となっている(tiktok.com)。
こうしたバランスにより、ステージ照明でも日常光でも“浮かないカラーメイク”が成立する。
2. 本人愛用コスメ徹底解剖
2-1. スキンケア:キールズからVTまで
大森さんの夜ケアルーティンは、①キールズのビタミンC美容液で角層をほぐし➁VTのシカマスクで整える、という2ステップが柱だ。
キールズは「メイクの邪魔をしないサラッと感」で選んだとコメントしており(cosme.net)、VTは**@cosmeベストコスメで殿堂入りした刺激レス処方が決め手となった(my-best.com, sp.i-voce.jp)。
VOCE記事によれば、ライブ前夜はシカマスクの後にアベンヌのミスト**で水分を追い、乳液は使わず翌朝の“油分ゼロ状態”をキープしたままベース作りを開始する(i-voce.jp)。
この“油分コントロール”は、男性特有の皮脂を逆手に取ってツヤへ変換する合理的プロセスだ。
2-2. ベースメイク:ピカソスパチュラ活用術
「スパチュラは“薄塗り以上の演出”ができる彫刻刀」と語る大森さんは、韓国ブランドPiccassoのカーブドタイプを愛用している。
@cosmeやLIPSでも“カバー力を落とさず薄づき”と高評価で、使い慣れれば2分で仕上がるというレビューが多数(cosme.net, lipscosme.com)。
購入者レビューではスポンジより衛生的との声も散見される(store.shopping.yahoo.co.jp, m.jp.beautykoreamall.com)。
使い方は〈ファンデを米粒大だけ取り、角を肌と平行に滑らせる〉→〈スポンジで境目をぼかす〉の2アクション。
TikTokではオリーブヤング店員が斜め45度に寝かせるとムラなく伸びると指南し、40万回再生を突破した(tiktok.com)。
スパチュラは“時間vs仕上がり”のコスパが高く、男性の「メイク=時短ツール」ニーズにも合致している。
3. パーソナルカラー診断と色選び
3-1. “ソフトエレガント”に似合う色とは
大森さんが属する“ソフトエレガント”タイプは、高明度×低彩度×低コントラストが美しく映える顔タイプだ(waverry.jp, ameblo.jp)。
そのため、シャドウはピンクベージュやグレイッシュラベンダー、リップはブラウンローズが鉄板。強い原色を使う場合は、衣装の差し色とリンクさせファッション側でコントラストを受け止めるのがポイントである。
VOCE記事では**「メイクと衣装で同系色を繰り返すと一体感が出る」**と解説し、MV撮影での成功例として『ケセラセラ』期のブルーアイライン×ネイビージャケットを挙げていた(i-voce.jp)。
3-2. リップ100本コレクションの選び方
VOCEの密着取材では、本人が「外出先でもインスピレーションで色を変えたい」とリップ100本を持ち歩くシーンが話題になった(i-voce.jp)。
ファンブログが公開したリストによると、韓国・中国コスメが約6割、残りが国内外ハイブランドという構成だ(curious103.com, curious103.com)。
収集の基準は①低温感ピンク②シアーなブラウン③ユニークなパッケージの3軸で、メンズでも“映え”を意識したセレクトがうかがえる。
色持ちより“変化を楽しむ”スタンスのため、ティント×オイルグロスの重ね技で退色後もニュアンスが残る設計になっている。
4. メイクアップアーティスト朴ミキの技
4-1. MV撮影時の特殊メイクテク
『Columbus』MVでは、人種表現をめぐる炎上を回避するため、派手な特殊メイクを最小限に抑えつつ肌質で民族イメージを演出した裏話が語られている(note.com, youtube.com)。
朴氏は〈肌を“布”と考え、塗料のようにカラーを置く〉手法で、カラフルながら“役者本人の顔が読める”ラインを死守した。
この**「被せず透かす」**アプローチは近年のミュージックビデオで主流となり、TikTokで“MV肌”ハウツーとして拡散された(tiktok.com)。
4-2. 舞台挨拶で魅せたナチュラル仕上げ
GQ JAPAN表紙を飾ったときは、朴氏がInstagramでメイク詳細を公開。淡いサーモンピンクの単色シャドウ×ベージュリップで、衣装のくすみグリーンを引き立てた(instagram.com)。
ポイントは夕方の会場照明を想定し、鼻筋にオイルフリーハイライトを入れたことだという。
これにより、写真撮影時でもテカリではなく“光”として写る。
ステージ—レッドカーペット—屋外取材というタイトな移動日程でもヨレなかった実績が、同テクの再現性の高さを裏付ける。
5. メンズメイク市場最新トレンド
5-1. 2024年市場データと成長率
インテージ調査によると2024年の男性化粧品市場は497億円、前年比114.8%へ拡大した(prtimes.jp, markezine.jp)。
特にメイクアップ化粧品は+30%と基礎化粧品を上回る伸びを記録し、背景にはZ世代の“推し活”需要があると分析されている(markezine.jp)。
Mrs. GREEN APPLEのようにアーティスト本人がメイクを公言するスタイルは市場拡大のドライバーとなり、代理購入を含む女性の関与も66.6%と高率だ(markezine.jp)。
5-2. 2025年注目メンズコスメブランド
2025年はクリーンビューティー、AI診断、時短多機能の3軸がトレンド。
noteが選出した注目ブランド5社は、①ATHLETIA MEN(植物系スキンケア)、②FIVEISM×THREE(AI肌解析)、③ENDA(海洋由来成分)、④Laka Japan(ジェンダーレス色彩)、⑤OCHT(BB+美容液ハイブリッド)だ(note.com)。
価格帯は2,000~5,000円で、学生〜社会人初期でも手が届く設定が支持を集める。
6. フェーズ2で進化したビジュアル戦略
6-1. アルバム『ANTENNA』期の色彩設計
再始動後初のアルバム『ANTENNA』では、メイクと衣装を統括して色相環を使ったトライアド配色を徹底。
VOCEのインタビューで大森さん本人が「3色が同時に動いても、肌は限りなくニュートラルに」と語り、顔色を“中央の空白”として機能させた(i-voce.jp)。
その結果、ステージ写真でも視線が顔に戻る構造が完成し、ファンの集中度が上がったと報告されている。
6-2. シーン別ファッション×メイク統合術
ライブでは汗を味方にするためセミマット肌+水光リップ、テレビ収録ではセミツヤ肌+マットリップ、雑誌撮影ではハイライト重視+リキッドティントと、同じコスメでも仕上げを変える。
Instagramの5月投稿では、“衣装が強いときほど肌はフラット”という法則を図解し、ファンから役立つと反響を得た(instagram.com)。
こうしたメイク×ファッションのセット思考が、スタイリングの完成度を底支えしている。
7. 真似したい!初心者ステップ
7-1. プチプラで作るモトキ風メイク
まずはスキンケア兼用BB(メディキューブ ゼロクッション 3,300円程度)をスポンジでポンポン置きし、ツヤを軽く残す。そのあとキャンメイク パーフェクトスタイリストアイズ24の左下ピンクベージュを指で1点置き。
リップはLaka ジェリーイングヌードグロス102が色温度・質感ともに近い。
TikTokでも「学生が5,000円以下で再現」と紹介され12万いいねを記録(tiktok.com)。
7-2. 持ち運びコスメ&ツール厳選
外出時に本人が携帯するのは、①スパチュラ+ペンタイプブラシ、②2色リップパレット、③無色ルースパウダー、④ミニミストの4点が基本。
ファンブログの解析では重量300g以内に収まるよう厳選しているとのことだ(curious103.com)。
ポイントは**“加える”より“戻す”**。
テカリやヨレを直すときはパウダーでなくスパチュラの背で薄く取り去る→ミスト→リップで彩度を戻す——この“引き算リタッチ”が大森流である。
まとめ
大森元 貴さんのメイクは、一見すると派手な色使いに目が行きますが、実は「素肌感こそ最大の演出」という哲学に貫かれています。
キールズの美白美容液でツヤを仕込み、ファンデはピカソのスパチュラで“伸ばす”のではなく“削ぐ”ように極薄に広げる——この工程が肌を光で包み込み、カラフルなアイシャドウやリップを引き立てます。
パーソナルカラー診断で判明した“ソフトエレガント”に似合うくすみ系ピンクやブラウンレッドを一点投入することで、ジェンダーレスかつ品格あるルックが完成。
メイクを担当する朴ミキ氏はMV『Columbus』でも特殊メイクで人種誤解のリスクを回避するなど、時代性への感度も高いアーティストです。
一方、男性化粧品市場は2024年497 億円規模、前年比114.8%と急成長。
大森元 貴さんの影響力はコスメ業界にとっても無視できません。
この記事が、あなたが“自分史上最高にしっくりくるメイク”を見つける一助になれば幸いです。