ミス東大2019上田彩瑛、芸能終了へ
「東大理三 タレント」で調べても、結局“誰なの？”“どうやって両立？”がモヤっとしがち。
本記事は、理三の制度や難易度を手短に整理しつつ、実在のタレント事例、番組動向、そして在学中に露出を作る現実的な手順まで一本に。
今日の検索で解決し切るための“保存版”です。東大医学部と看護・健康系の違いも誤解なく理解できます。
1. 東大理三とは？最短で医学部に進む“指定科類”
1-1. 理三の位置づけと医学部との関係
科類と「進学選択」の仕組みをまず押さえる
東大の学部進学は1・2年の前期課程（駒場）を経て成績等で学部学科を選ぶ「進学選択（進振り）」が基本。
例外的に一部学部は特定の科類を“指定科類”として多くの枠を割り当てており、医学部医学科の指定科類が理科三類（理三）です。
理三に入れば必要単位を満たす限り、医学科進学に極めて強いルートになります。
他科類からの医学科進学枠（いわゆる「医進」）はごく少数に限られ、競争も激しいのが実情です。
制度の骨格は大学公式の進学選択資料で確認できます。 (c.u-tokyo.ac.jp)
医学科の指定枠＝理三が大宗、理二・全科類にも小枠
指定枠の大半は理三が占め、加えて理二や「全科類」からの少数枠が設けられています（年次により変動）。
実務感としては「理三が王道、理二に細いサブ回線、全科類に極小の共通回線」という理解が近いです。
進学定数表や解説資料、概説ページの情報を突き合わせると、この“配線図”が見えてきます。 (c.u-tokyo.ac.jp, 東大シケプリ・過去問データベース UTaisaku-Web, ウィキペディア)
理三でも医学科“以外”に進む選択は可能
理三＝医学科だけ、ではありません。
制度上は理三生でも理学部や工学部など別領域に進む道は開かれており、実際に進む例もあります。
つまり「理三＝医師一択」ではなく、「最短最強で医学科に進める科類」というのが正確な理解です。 (ウィキペディア)
1-2. 定員・難易度・入試データ（2025年基準）
募集人員と配点の全体像
2025年度の一般選抜は、大学入学共通テスト（1000点満点を110点に換算）＋第2次学力試験（440点）で総合550点。
理三のみ“面接”が加わります。理三の試験日は2月25・26日に筆記、27日に面接（予定）という3日構成。
募集人員は年度の認可手続きで微調整がありつつ概ね95〜97名規模で運用されています。 (東京大学, 東大入試ドットコム)
面接の位置づけと形式
理三だけは「面接の結果も含め総合判定」。形式は“複数面接員による10分程度の個人面接”が基本で、必要に応じて2次面接も。
対策本・体験記は多いですが、一次情報としては大学の一般選抜ページと要項が最優先です。 (東京大学)
難易度の目安（偏差値・共通テストの傾向）
大手模試の合格目標ラインでは理三は偏差値78が定位置。最新の発表でも理三78・京大医77という“国内最難関”構図が続いています。
共通テストは2025年度から「情報Ⅰ」が必須化・100点配点となり、全体1000点体制へ。東大はそれを110点へ圧縮して総合評価します。 (リセマム, マナビジョン, 東大新聞, 東京大学)
2. 東大理三／東大医学部出身タレントの実例
2-1. 河野玄斗：三大国家資格×起業で“知のインフルエンサー”
プロフィールの軸（医・法・会計のトリプル合格）
東京大学医学部卒。医師国家試験に合格後、予備試験ルートで司法試験も突破し、その後に公認会計士試験にも合格。
難関国家資格を横断する希少な経歴で知られます。公的な経歴確認は百科・報道・事務所プロフィールで裏取り可能です。 (ウィキペディア, ENCOUNT, aplus-japan.com)
起業・メディア発信とタレント性
オンライン教育の株式会社Stardyを創業しCEOとしてYouTubeや講座事業を展開。
テレビのクイズ番組での実績や大規模SNS発信も相まって、受験・資格学習の象徴的存在に。企業サイトや公式チャンネル等が一次情報源です。 (stardy.co.jp, YouTube)
影響の広がり
著書・メディア連載・講演等で学習法や時間術を発信。受験層だけでなく社会人のリスキリング層にも届く“知のインフラ”的ポジションを築いています。 (東洋経済オンライン, ゴールドオンライン)
2-2. 水上颯：「東大王」大将から精神科医へ
東大医学部卒のクイズスター
TBS『東大王』初期メンバーとして頭脳とキャラクターが全国区に。番組卒業後は医師国家試験に合格し、医師としての進路へ舵を切りました。 (ウィキペディア)
現在は精神科領域で勤務
大学附属病院の精神神経科に所属し、関連病院での外勤も。病院広報物など一次資料に本人名義の記述が残っています。
医師としての日常を優先するためテレビ露出は限定的です。 (小石川東京病院)
露出の転機
『東大王』は2024年9月でレギュラー放送が終了。以後、番組経由の“東大タレント”新規輩出の機会は縮小し、既存メンバーも本業回帰の流れが強まっています。 (TBSテレビ, オリコン)
2-3. 上田彩瑛：ミス東大→卒業と同時に医師の道へ
ミス東大2019と理三の二刀流
理科三類に現役合格し、1年次に「ミス東大2019」グランプリ。
情報発信やテレビ出演でも存在感を示しました。 (美学生図鑑｜美男美女大学生の写真＆インタビューサイト)
2025年春に医学部卒・芸能活動終了を公表
2025年3月、「東京大学医学部を卒業」「来週からは研修医」と自ら報告し、芸能活動・SNSも卒業。報道・公式SNS双方で一次情報として確認できます。 (TBS NEWS DIG, オリコン, Instagram)
発信テーマの進化
著書や記事では「数学の力を武器にする思考」をテーマに、学びの意義を噛み砕いて発信。
理三の学びと大衆メディアを橋渡しする稀有な存在でした。 (PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）)
2-4. 河野ゆかり：医師免許→公衆衛生の大学院へ
『東大王』レギュラーを経て医師資格を取得
理三から医学部医学科を卒業し、医師免許を取得。メディアでも“メディカルドクター”の肩書で紹介されています。 (Centforce, X (formerly Twitter))
2025年秋からジュネーブ大学院に進学
2025年5月、本人がSNSで「9月からジュネーブ大学院で公衆衛生・医療政策を学ぶ」と公表。
各社が一次情報として報じました（結婚に伴う移住も併記）。 (X (formerly Twitter), スポニチ Sponichi Annex, TBS NEWS DIG)
“医×タレント”の次フェーズ
国内病院での初期研修→海外大学院というキャリア設計は、医療政策や国際保健に向かう王道の一つ。
タレント露出で得た発信力を、ヘルスコミュニケーションへ橋渡しする可能性が高い動線です。 (Excite)
3. なぜ「理三タレント」は少ないのか
3-1. 学業負荷と臨床実習、時間制約の壁
カリキュラムの密度（4〜6年次の実相）
東大医学部では4年1月から5年12月にかけて診療参加型臨床実習（Clinical Clerkship, CC）を約40週配置（内科20週、外科系12週、産婦人科2週、小児科2週、精神科2週、救急・総合診療2週）。
実習前OSCEや実習後試験もあり、平日日中の拘束は長期に及びます。
この時間密度が、継続的な芸能活動との両立を難しくする最大要因です。
露出機会の構造変化
『東大王』のレギュラー終了（2024年9月）で、東大生タレントの“定期登場口”は縮小。
新規参入はスポット化し、長期シリーズでの知名度形成が難しくなりました。 (TBSテレビ, スポニチ Sponichi Annex)
研修医期の副業制限
卒業後2年間の初期臨床研修は、病院規程で副業・兼業の制限がかかるケースが一般的。
時間帯・守秘義務・コンプライアンスの面でも、テレビ収録等と両立しにくい現実があります（一般論）。
上記を総合すれば、“現役医学生〜研修前”が芸能露出の現実的ゾーンといえるでしょう。
※制度は病院ごとに異なります。根拠は各病院規程や厚労省研修要領の運用慣行。
4. 理三を目指しつつ芸能も狙う戦略
4-1. 合格〜2年の“駒場期”で露出を作る動線
タイムライン設計
理三合格直後〜2年終了までの「駒場期（教養学部）」は、比較的裁量のある時間が取りやすい黄金期間。
ここでミスコン・クイズ・配信等の露出を作り、専門課程（本郷）以降は学業最優先に舵を切る二段構えが現実的です。
『東大王』の定期枠は終わったため、クイズは単発特番やネット大会、学内大会から爪跡を残すのが近道。 (TBSテレビ)
チャンネル選定：テレビだけが“メディア”じゃない
テレビの門戸が狭まった分、YouTube/TikTok/Interviewメディア/寄稿など“自分発信”の比重が上昇。
河野玄斗氏のようにYouTube×教育コンテンツで持続的なブランドを築くモデルは、学業と相性の良い再現性のあるルートです。 (stardy.co.jp, YouTube)
専門性を前面に：医の知と公共性
医学生の立場からは「科学的根拠（エビデンス）に基づく解説」「勉強法・時間術」「キャリア/留学記」「公衆衛生・医療政策」といったテーマが相性抜群。
将来の進路（臨床・研究・政策・国際保健）にも接続できます。河野ゆかり氏の“医療政策→公衆衛生”の選択は、その一例です。 (X (formerly Twitter))
5. よくある誤解の整理
5-1. 「医学部＝理三」ではない：健康総合科学・看護学科との違い
医学部は「医学科」と「健康総合科学科」
東大の医学部は、医師養成の「医学科」と、健康・看護・環境・公衆衛生を学ぶ「健康総合科学科」の2本柱。
後者は環境生命科学・公共健康科学・看護科学の3専修で構成されます。
進学定員や専修の説明は学科公式サイトがわかりやすいです。 (hn.m.u-tokyo.ac.jp)
医師免許の可否と資格の違い
医師免許に直結するのは医学科。健康総合科学科の看護科学専修では看護師国家試験の受験資格が得られます（他専修は研究・政策・産業保健など多領域）。
入口も異なり、健康総合科学科は理二中心ながら全科類からの進学者を受け入れています。 (utokyonursing.umin.jp, hn.m.u-tokyo.ac.jp)
メディアでの“表記ゆれ”に注意
「東大医学部出身」とだけ聞くと医学科か健康総合科学科かが判別できないことがあります。
医師・研修医という表現がある場合は医学科卒が一般的。プロフィールや学科表記まで一次情報で確認する習慣を。 (Centforce)
まとめ
- 理三は「医学部医学科に最短最強で進む指定科類」。ただし“理三＝医師一択”ではなく、制度上は他学部進学も可能。他科類からの医学科進学は極小枠で超難関です。 (c.u-tokyo.ac.jp, 東大シケプリ・過去問データベース UTaisaku-Web)
- 2025年度入試は共通テスト1000点→110点換算＋二次440点＝総合550点。理三のみ面接が加わり、10分程度の個人面接（必要なら二次面接）。難易度目安は偏差値78。 (東京大学, リセマム)
- 代表的な“理三/医学部×タレント”として、河野玄斗（起業・YouTube×教育）、水上颯（『東大王』大将→精神科医）、上田彩瑛（ミス東大→2025年に医師へ）、河野ゆかり（医師免許→2025年秋ジュネーブ大院へ）といった事例がある。 (stardy.co.jp, ウィキペディア, 小石川東京病院, オリコン, X (formerly Twitter))
- “理三タレントが少ない”最大理由は時間の制約。4〜5年次に40週規模のCC、OSCE・試験・記録で平日日中は実習が軸となる。『東大王』の定期枠終了でテレビ発掘の歩留まりも低下。 (TBSテレビ)
- 両立の現実解は「駒場期」で露出を作り、専門課程以降は学業優先＋発信は自前チャンネルへ。教育・公衆衛生・学習法など“医の知”を生かした領域が伸びやすい。 (YouTube, X (formerly Twitter))
